こんにちは、アイビーです。
今回は、『技術はオールマイティじゃなくていい』ということについてお伝えしたいと思います。
Webのスクールに通っていた時には講師の方に、「素材の作成や写真撮影、サイト制作まで全て自分で作れるといいよ」と言われて、そういうもんか、それがWebデザイナーってもんなんだな!という考えが自分に植え付けられました。
なので、当時の私はできる限り自分だけで制作に入り完結できるくらいの技術を持ってこそフリーランスになれるんだろうな、と思っていました。
でも、今の私はその頃とは考え方が変わりました。
そのお話をしていきたいと思います。
Webスクールで教えられたこと
当時私の通っていたスクールでは、HTML、Dream Weaver、Photoshop、Illustrator、Flashでの制作の基本を学びました。
これができればWebデザイナーとして普通に活躍できるんだ、と。
そしてそのWebデザイナーコースは上記のソフトを使えるようになるための講座だったので、コース内容に沿って教えてもらっていましたが、その時に「写真の撮影とかも自分でできるようになると使いたい素材がすぐに使えるし、いいと思うよ」と言われました。
全てをできるようになると強いよ、ということを伝えたかったのかな?と今では思いますが、私はそれができなければ力が足りないということなのか?!と思い、全てが普通レベル以上にならないといけないと思い込んでしまったのです。
Webスクールと実務は全然違う
Webスクールの後はとある企業にアルバイトのWebオペレーターとして働き始めました。
そして面接でもWebデザインをしたいと伝えていた私は、サポートとして画像の加工、背景抜き、簡単なコーディングのサポートなどをさせてもらっていたのです。
会社に入って知りましたが、コーディングの仕方が全然違う!
私がWebスクールで習ったのはHTMLと簡単なCSSの書き方のみ。
でも会社でやっているコーディングはdivを使った、今まで見たこともないコーディング。。。
そのため、コーディングに関しては企業に入ってからイチから学んだと言っても過言ではありません。
私はコーディングがそうでしたが、他の人もWebスクールで学んだことと、実際に会社に勤め始めたらやり方が違う、ということはあったようです。
全部頑張ってやっていこう、と思っていた私には心折れる瞬間でした。
それでも当時真面目だった私は、必死に全てできるようにならなければと頑張ってひたすらできないことをできるようになるため、頑張ってWebデザイナーになるため奮闘していました。
嫌になるならならやらなくていい
私はPhotoshopを使ったデザイン自体はとても好きでした。
でも、コーディングとFlashを使った動画作成はどうも慣れません。。
Flashはその後衰退しましたが、コーディングに関してはひたすら必死に頑張って、ある程度できるようになったものの、やっぱりあんまり好きではありませんでした。
それから数年して、違う会社に転職をしたら、そこの会社にはコーディングができる人がいっぱいいました。
私はWebデザインのデザインをする部分についてだけやればよくて、コーディングはそのままできる人にお願いしていました。
しかも、コーディングをしている人たちは、とっても楽しそうです。
逆に、コーディングはできるけどデザインは苦手だ、という人もいました。
自分の得意は誰かの得意
その環境で仕事をさせてもらった時に初めて、苦手なことを無理して頑張る必要ってないんだな、と思いました。
自分にとっては苦手で苦痛でも、それをなんでもなく平気でやってしまう人がいる、しかも楽しそうに!
そんな姿を見たら、今まで頑張ってやらなければ!
全部一人でできるようにならなきゃ!と思っていたこと思い込みが、ふわっとどこかに行ってしまいました。
まとめ
全ての作業を全部自分でできるようになれば、全部自分で用意もできるので、誰かに外注などをして売上が取られてしまうということもなく、全て自分の売上としてたてられるので良いと思います。
ただ、自分は苦手、これはできない、と思うものがあれば、得意な人にお願いするものも解決策の一つでもあります。
頑張って自分の身につけるのもよし、できる誰かに頼るのも良し。
それは自分のためでもあり、また誰かのためであったりもします。
自分だけで抱え込まないようにしてほしい、というのが私からの願いです。
では今日はこの辺で!
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