こんにちは、アイビーです。今回は、タイトルにつけましたように、『【女性向け】フリーランス開業をオススメしない時期』をお伝えしたいと思います。
今回に関しては特に、女性でフリーランスを検討する方にご参考になれば、思います。
働き方を考える
女性の場合、働き方を考えるライフステージの変化が男性に比べて多いと思います。
結婚、出産、子育て、介護…など、タイミングによって働くことが難しい、それでも働かなければいけない、働きたい、というように、働くことについて考えるきっかけが訪れると思います。
会社や店舗でしか仕事ができないような働き方をされている方は迷いはないと思いますが、Webデザインやシステムエンジニアのような技術職をされている方は、これを機にフリーランスになろうかな?と思うこともあると思います。
転職をするにしても、正社員、派遣、パート・アルバイトなど、これからの生活パターンによってどのような雇用形態が自分に合ってるのか?
そこも考えなければいけない状況もありますよね。
アイビーの体験
私の場合、結婚を前提でお付き合いをしている方がいて、遠距離だったこともあり、私が引っ越しをすることになりました。
ほぼ結婚による引っ越し、と言う形だったので、会社を辞める際にもお咎めのようなものは特にありませんでした。
引っ越したら取り急ぎ派遣でもいいから働いて、改めて正社員としてどこかで働こうかなぁ…とぼんやり考えていたところ、転機がやってきました。
その時に勤めていた会社の上司から、もしもフリーランスとして仕事をするのであれば、仕事をこれからもお願いしたい、と申し出があったのです。
Webデザイナーを目指していた時には、フリーランスになって自由に働きたい!と思っていたのに、ずっと社員として働いてきたら会社に守られていることがありがたいと思うようになり、フリーランスにはなれない、と自分で自分を縛っていたところもあったと思います。
でもこうやって会社の人からの申し出があってから、改めてフリーランスになるという選択肢が浮上して、少し嬉しい気持ちもありました。
そして後先考えず、フリーランスとして開業しよう!
と、即決したのでした。
後から考えると、この決断はタイミングではなかった、と思い知ることになります…。
フリーランス開業をオススメしない時期
タイトルにも書きました、フリーランス開業をオススメしない時期、それは『結婚するタイミング』です。
年齢にもよるかと思いますが、20代前半で結婚をするのであれば、まだいいかと思います。
ただ、私の場合は30代半ばだったこともあり、結婚もしたい、子供もいつでもほしい、と思っていました。
そんな私だったので、引っ越しをしてフリーランスとして開業をし、仕事を受けるぞー!と意気込んでいたのも束の間、あっという間に妊娠してしまいました。
望んでいたことでもありましたが、あまりにも早すぎて自分でもビックリしました。
仕事の問題
妊娠は嬉しかったものの、つわりがひどく、安定期に入るまで布団から出ることすらままならず、泣きながら横になる日々が何ヶ月も続いたので、そんな時に仕事なんでとんでもない!という状態でした。
妊娠したら自分の体がどうなるか?というのは、本当になってみないとわからないので、フリーランス間もなくこんな状態、というのは絶対に免れたいものです。
お金の問題
きついなぁ、と思ったのは、お金の問題もです。
妊娠してしまって仕事がままならない、それでも税金などの支払いは止まりません(涙)
正直収入がそれほど多くもなかったので、それなら扶養に入りたい、と思い、旦那さんに相談をしました。
そして旦那さんから会社に確認してもらったところ、個人事業として仕事をしているなら、所得証明を出して欲しい、と言われました。
ここでネックなのが、初年度はまだ確定申告もしていないので、フリーランスとしていくら収入があるのかを証明することができません。。
いままでやった仕事の請求書をだしたり、できる限りのことはしました。
でも、公的な証明じゃないと証明にならない、ということで扶養に入るという道も閉ざされてしまいました。。
これが結婚とかではなく病気とかならできることがあると思いますが、妊娠は病気ではないのと、会社員でもないので社会保険でもなく、貯金もさほどなかったのであてにできる補償がもうなにもない…と途方に暮れました。
妊娠した時の国保と社会保険の違い
会社に属している状態で社会保険に入っている場合と、自営業で雇用保険もなく国保に入ってる状態では、妊娠から子育て初期に関する対応が全然違います。
本当に、全然違います!!
出産育児一時金や児童手当など、誰でも恩恵を受けられる制度は受けることができますが、出産手当金は社会保険加入者、育児休業手当金などは社会保険や雇用保険に加入している人のみが受けられる制度となっています。
その他に国保や年金の支払いについて免除があるのですが、それについても雇用保険に加入していない国保加入の人に関しては、以前までは免除はなかったのですが、今は時期によって4か月という期間は免除をうけることができるそうです。
ただ、社会保険や雇用保険に加入している人に比べるととても短く、微々たる恩恵だと私は感じています。
もし妊娠を考えていながらフリーランスを望んでいるのであれば、妊娠から子育てまでの間に受けられる補償や制度と自分の貯金をよく考えてから選択をした方が良いと思います。
住民税はなんとかなるかも?
これは最近知ったことですが、収入が急に減ってしまった場合に各自治体によって住民税を減免してくれる制度があるそうです。
役所の住民税を担当している課に相談することで、住民税に関する負担に関しては多少軽くなるかもしれませんね。
まとめ
自分の経験を踏まえながら、大事な部分について書いてきました。
もしフリーランスの道を選択したい、と思いながら子供も欲しい、と思っている場合は、自分や家族の貯金、収入、働き方について、よく考えた上で選択をした方が良いと思います。
私の個人的な意見としては、妊娠出産を近い未来で予定していて会社勤めの人には、絶対に辞めず、もしくは辞めても転職をして会社勤めで社会保険の恩恵を受け続けることを強くオススメしたいです。
子供ができて大変なのは妊娠・出産の時期だけではなく、その後も続くからです。
そして、もし2人目・3人目を考えているのであれば、なおさらです。
妊娠・出産・子育てをする中で、自分が母親にならにあたって、なってからどのくらい大変か、このくらいだったらやっていける、いくら子育てをしていてもやっぱり自分で稼ぎたい、と思った時に改めて考え始めても良いと思います。
妊娠前であれば、1番目は自分の勤める会社での社会保険に加入、2番目は夫の扶養に入る、3番目がフリーランスを選択、が私が後から出した答えでした。
私は貯金が少なかったことと、結婚間も無く夫にあまり頼れなかったという自分の我の強さもあり、産後半年から仕事を再開するまで、お金の不安はずっと付き纏ってきました。
ただ、タイミングが違えば、貯金があれば、防げることでもあります。
自分や家族と良く相談をして、自分の道を選択していってもらえたら、と思います。
では今日はこの辺で!
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